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さて、『ライダー』に欠かせないアクションについて、
「アクションの経験は初めてですか?」
と尋ねると、
「いえ、殺陣の経験はあります。以前に東映さんの作品でアクションのある仕事をしているんですよ。Vシネマの『ビーバップハイスクール』で」
と、この発言には驚いた。というか、勉強不足で大変申し訳なかったのだが、なんと、ヒロシ役で出演しているのだ。
「あ、最初のじゃないですよ。あの頃は僕も小学生で「怖〜」って思いながら観てましたから(笑)。その後のVシネマシリーズでヒロシだったんですよ、清水宏次郎さんがやってらした役の三代目なんです。18歳の時ですね。それでアクションをやらなくちゃいけなくて。ただ、ビーバップは本気っぽく見えるように、ケンカっぽい動き。でも今度はヒーローだから、ある程度魅せる綺麗な動きじゃないとダメじゃないですか。それがやっぱり難しいですね。蹴りひとつにしてもビーバップの頃は足が曲がっていても力強い感じがあれば良かったんですけど、やっぱりライダーだと足が伸びて綺麗に魅せないとダメだなと思っているんで、難しいですね」
と、戦い方の違いを語った。 |
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当然ジャパンエンタープライズ(JAE)の方々に指導してもらっているわけだが、
「どっちかというとアクションと言うより、スタントだからと言われてます。JAEさんの練習場でデカレンジャーとライダーメンバーが隣同士で練習してて。デカレンジャーの練習を見ると、全然違うんですよ。向こうは戦闘員がいるじゃないですか、あまり力の差がないという設定らしいんで、結構バンバン殴って襲ってくるのを順番によけて殴っていくっていう練習をしているんですよ。僕らはトランポリンを飛んで転がってとか、痛いことが多くて。「ああいうことはやらないんですかね〜」とか(笑)」
と、かなり羨ましいようだ。しかも現場では痛い思いは常につき物らしい。
「だけど、急に慣れました。本能的に痛いのはイヤみたいです(笑)。始めはすごかったです、変な風に転がっちゃってアザとか。それもマットとか敷いてもらって膝や肘にサポーター入れてもらっているのに、それでも痛かったんですよ。でも最近はコンクリートの上とか砂利の上とかでもマットを敷かないし、サポーターとかも入れてないです。ちょっと軽く飛んでから受け身を取るほうが楽になってきて。ある程度自分で飛んでから転がったほうが、勢いで立ち上がれるんですね。ゆくゆくは7mとか8mとかの高いところから落ちたいですね(笑)。もう怪我してもいい48話49話くらいで(笑)」
と早くも野望を抱いている。 |
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そして『ライダー』のロケは関東近郊とは言え、都心から離れることが多い。
「最近いつも東京にいない(笑)。ロケバスに乗って寝ちゃって気が付くと「ここどこなんだろう?」って感じで(笑)。周りの車のナンバー見て「ああ、●●にいるんだ」って(笑)。この前一人だけ早く終わっちゃったんで、先に帰って来ちゃったんですよ。2時間半くらいかかりました(笑)。最寄りの駅までロケバスで送ってもらって、周りを見たら駅前なのに銀行もコンビニもなくて。駅も自動改札はあるんですけど小さくて昔風な駅なんですよ。で、もう2、3分で電車がくるっていう時で、それを逃したら50分くらい待たないといけないくらいだったんですよ。駅員さんに「銀行ないですか?」って聞いたら「二つ目の信号を…」っていうんですけど、その二つ目の信号がすごい遠いんですよ(笑)。で、お金が引き出せなくてどうしようと思って見たら、券売機にカードが使えるって書いてあるんですよね。そういう小さい駅なのにクレジットカードが使えたんですよ! ビックリしましたよ。カードが使えるってすごいですよね。だって、東京駅だって、カードが使えるようになったのって最近じゃないですか? まさか、この駅でカードで切符が買えるなんて! でも、本当に最後の手段だったんです」
と、かなり興奮気味で話してくれた天野さん。やはり切り札はライダーらしく“カード”だった。
「あそこで本当にカードがなかったら…。ギリギリでしたよ。ライダーピンチ!でしたよ(笑)。本当に遠かったですね。いつも遠いんですけどね(笑)。もうちょっと余裕が出てくれば、そういう郊外も楽しめるかなって。この前は水戸に連れて行ってもらったんですけど、どうしても納豆が買いたくて…でもどこで売ってるんだろう?」
と、急にロケ先の名産品に話題が移った。聞けば“名産品”に弱く食べてみたくなるのだそうだ。しかし水戸納豆に反応したのはそれだけではなかった。 |
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「もしかして、納豆好きなんですか?」
と尋ねると、にっこり微笑んで
「はい♪ 納豆、好きですね」
と即答。しかし出身は名古屋と聞いている。関西に近いけど納豆は大丈夫なのか?
「食べますよ。僕の周りの友達も好きですし、おやつとかつまみとかに納豆だけで食べる人が結構周りにいます。僕もそれくらいで食べれるんで。水戸納豆食べたいですね。どっちかというと大粒のほうが好きだな。子供の頃から納豆が好きでした。何故か知らないけど、うちはいつも納豆があったんですよね。中学校は給食だったんですけど、一度お弁当を持っていかないといけない日があって。で、朝持って出かけたんですよ。昼に開いたらタッパに白いご飯が入ってて、その上に納豆がポンと乗ってたんですよ(笑)」
と、これには驚き、
「え! おかずはそれだけ?」
と思わず声を上げてしまった。すると、
「うん(照笑)。普通にしまいましたモン(笑)。恥ずかしくて食べなかった思い出がある(笑)。でも、親がそうやって持たせるくらいだから、すごい納豆が好きだったんでしょうね。多分その頃から「(食事は)納豆があればいいよ」って言ってたんですよ。今現場では昼に納豆食べますよ。ロケ弁当ってどうしても揚げ物とか多いじゃないですか。いつも肉と魚の2種類を用意してくれるんで、ちょっと肌とかヤバイなと思った時はなるべく魚とかを食べるようにしてるんですけど。それでもあまり食欲がないときとか、コンビニで納豆買ってきて、ロケバスの中でご飯にかけて食べたりしてます。「みんな、ごめんね、納豆臭くて」って言いながら(笑)」
ちょっと悲しいお弁当事件があっても、納豆好きはひるむことなく今日まで継承されていた。まあ、納豆はご本人も言ってるように、
「納豆は身体にいいし、美味しい」
ので、是非食べ続けてください。しかも、
「納豆って飽きないですよね。毎朝とかでもいけますよね」
と、これからも納豆パワーが続くことは間違いないようだ。ちなみに、納豆の栄養は夜に摂取するとより身体にいいらしいですよ、天野さん。 |
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そこまで納豆好きの天野さん、納豆パスタを作ったこともあるというが、どうやら料理は得意ではないようだ。
「ダメですよね、料理って。合ってないです。やれば楽しいんですけど、後の片づけができない(苦笑)。みんな作るのは楽しいと思うんですよ、でもその後がね。散々遊んだあとに何でこんなに散らかしちゃったんだろう、って気持ちになるんですよ」
と、子供の頃の後悔の念を思い出すらしい。
「楽しいと怒られてもいいやと思って、遅くまで遊んで帰って怒られて、なんで遊んだんだろうって思うこととかあるじゃないですか。散らかすだけ散らかして、片づけるのは自分なのに。ああいう気分になるんですよ」
と、どうやら夢中になると後のことは考えないほうらしい。
「後のことは考えないで凝って凝って、もうカレーなんて作ろうものなら、パイナップル入れたりとか、もうぐちゃぐちゃですよ」
と凝り性の一面も覗かせた。 |
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「凝り性だし道具も好きだし。良いものを見ると欲しくなるんですよ。例えばカメラとか。そんなにやったことも無いし興味ないけど、すごいカメラだと思うと欲しくなるんですよ。男ってそういうの好きじゃないですか?」
と、これはどうやら男のロマンに繋がることらしい。その代表が、誰でも通る(らしい)十徳ナイフ。
「そうです! 別に使わないのに欲しくなっちゃったり。高性能なものに惹かれちゃうんですよ(笑)。でも、一度好きになると長いんですよ。製作発表でも言いましたけど、バイクが好きで自分で好きなようにいじったり。僕はバラせるとしたら、普通にレンチではずせるところ、大きいパーツに分けられるまでですけど。おおざっぱに前輪はずして交換したり、メーターの位置を変えたり。友達でも原付バイクをバラして組み立てられる人がいますけど、すごいですよね。また、そういうことができる環境が、ガレージがあるとか、そういうのに憧れちゃいますよね。椿くんのやってるウインナーのCMがあるじゃないですか、あれみたいな(笑)。あれって橘でやったら、めちゃめちゃ低い声の「あぁ」ですよね(笑)」
と、ちゃんと共演者の出演CMもチェックしていた。 |
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