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最近多くなっている、東映東京撮影所にあるキャスト控え室での取材。番組の撮影スケジュールは、天候の影響などで直前になって変更になることもしばしば。そんな中で取材をお願いするとなると、撮影終了後か、アフレコの合間がベター。そうなるとこの控え室が役者さんにとっても我々取材する側にとっても、実はとても便利なのだ。そして今日もアフレコ直前にお邪魔することとなった。ここなら時間ぎりぎりまで話が伺える。その今日のお相手は…「快感♪」と、可愛い声とまなざしでチビッコをドキドキさせているリジュエルを演じる、小川摩起さんだ。
白くつるんとした綺麗な肌も眩しいその卵のような顔に、大きな瞳がくるくると動く。さて、摩起さんはリジュエルのようにわがまま娘なのか?
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少しも気取ったところがない摩起さんは、短いスカートにリボンが可愛いニットがよく似合う。二十歳ということだが、どちらかというと“可愛い”という表現がピッタリだ。その彼女にリジュエルの役作りから伺った。
「あまりいろいろ考えると難しいので、(鈴木)かすみちゃんが演っていたリジェはリジェで、そのリジェの良い部分が抜けてしまって悪い部分が多くなるって聞いていたので、リセットして1から自分でやりやすいようにやっちゃおうかな?って(笑)。名前も変わるし姿も急成長するので、自分なりのリジュエルとしてやっていこうかな、って感じで(^_^)v」
と、ゆっくりとした優しい口調で話し始めた。その雰囲気はリジュエルのあのキツイ部分はまったくなく、ふわ〜〜っとした感じだった。
子供の頃はあまりTVを観なかったという摩起さんは、戦隊シリーズもほとんど知らない。そのため、スーパー戦隊シリーズお決まりとも言える、女幹部の奇抜な衣装にはだいぶ戸惑ったようだ。
「最初に衣装の絵を見たときは「えー!」って感じだった(笑)。だけど何回もフィッティングしていくと、こういうものなのかな?って(笑)。全部自分のサイズに合わせて作ってもらったし、自分だけしか着られないものだから。映里ちゃん(ジャンヌ役桜井映里さん)とも話したんですけど、ジャンヌは結構悪役って感じで「SFっぽいって言われる」って言ってたんですけど、リジュエルはそんなに悪役っぽくないっていうか、結構可愛いめな衣装なのでよかったなと思ってます」
と、摩起さんのためだけの世界に一着しかないこの衣装を、とても気に入っているようだ。また、そのキャラクターは本人とはどれくらい差があるのか、やはり気になるところ。すると、
「お母さんはTVを観て、「これ、素じゃない?」とか言ってた(笑)」
と笑う。っていうか、摩起さんは良く笑う。ここはリジュエルとは違った素の部分だ。もちろん、威張り散らしているのも役柄上のこと。でも、結構楽しんでいるようだ。
「手下が、バーミア兵とかがいっぱいいるから、何かあったら当たったりとか(笑)。軽いストレス解消ですね(笑)」
どうやら八つ当たりするシーンは、ストレス解消に効果抜群らしい。そして、手下であるミケラやボッファを演じているJAEさん(ジャパンアクションエンタープライズの役者さんたち)には…
「仲良しですよ。でも、現場で「摩起はやりたい放題やってる」って言われる(笑)」
と、目を細めて笑う。
「何かを落としてもミケラの中に入っている大西さんとかが拾ってくれて、「どうせ、俺が拾うと思って落としてるんでしょ?」って(笑)」
と、いたずら心いっぱいで、JAEさんたちとコミュニケーションしてるようだ。カメラが回っていてもいなくても、お姫様らしい。
「ずっとリジュエルでいようかな(笑)」
そうとう今の役は気に入っている摩起さんだった。
ではほかの共演者たちとは、どれくらい親しくなっているのか?
「アバレンジャーのみんなとはアフレコで会ったり、でも先月は結構戦うシーンとか絡みのシーンが多かったので、一緒の撮影のときがありましたね。みんなノリノリです。最初はすごいビックリした。でも、今は慣れました」
とは、アバレンジャーメンバーのノリのすごさ。劇場版公開の舞台挨拶などをご覧になった方はお解りになると思うが、彼らのノリ、というかパワーは半端じゃない。そこへ途中参加するには同じくパワーが必要だろうが、どうやら摩起さんはみんなのいじられキャラにされているようだ。
「どうなんだろう? みんな仲良くしてますよ。アフレコルームとか控え室とかうるさいですよ、いつもギャーギャーやってるから(笑)。翔君(冨田翔さん)と薫君(阿部薫さん)は、ふたり集まると何をしでかすか分からないですから(笑)」
と、このブルーとブラックのユニットはいつでもどこでもみんなを笑わせているらしい。
「昨日も写メールで自分のおもしろい顔を送ったら、負けずにみんなからもおもしろい顔の写メールが返ってきた(笑)。私のおもしろい顔も「これって、女優としてどうなの?」とかみんなに言われて(笑)」
と、とても皆さんにはお見せできないような顔を撮って写メールで、メンバー同士送り合っていると、すごい楽しそうに話す。そしてこの後も、アフレコでみんなに会うというから、今日はどんな話題で盛り上がるのか…? |
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さて、摩起さんは特撮作品初出演なだけに、撮影にはいろいろと驚きがあるようだ。
「いろいろ仕掛けとかあるじゃないですか、爆発とか合成とか。「すごいなぁ」って感じですね。
最初の登場のシーンで塔の上に座ったりとか、吊られたりとか、そういうのはこれじゃないとできない経験かな、と思います」
と、しみじみ。それにしても身体を張ったお芝居が多いから大変そう。
「吊られるのは痛くなかった?」
と聞くと、片目をつぶり顔を近づけ小声で言った。
「ちょっと痛い(笑)。アザにまでにはならなかったですけど、長い時間やっていると結構辛いですね」
と、本音をぽろり。さらに、
「その前の塔に座ったのは怖かったし、ビックリした、結構高かったから。命綱を付けてるんですけど、塔の窓の下は何もないんですね。そこに板を15cmくらい出して座ってたんです。行くまで聞かされてなくて、現場で「そこに座ってもらうから」って言われて「え〜」って、ビックリビックリ(笑)。窓が小さくて衣装が大きいから窓から出るのが大変で、突っかかっちゃうし。向こうに何もないから、座ってくぐれない。だから板に寝たまま外に出されて、JAEさんにいろんなところを押されて(笑)。で、命綱を持っててもらい、外に身体が出たところで起きて座ったって感じですね。すごいいっぱいギャラリーがいたんですね。そこで突然、塔の窓から足がにゅって出て(笑)、恥ずかしかった(照笑)。でも、そのときは怖くて恥ずかしいとか言ってられなかった(笑)」
と、撮影参加早々すごい経験をした摩起さんだった。
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